2026年2月24日
リグナムバイタの念珠加工 「生命を司る木 Wood of life 」
工房の庭先の草花が芽吹き、 春の訪れを実感する頃となりました。今回は関東方面のお客様より、 リグナムバイタ(生命樹)をお持ち込みいただき、 念珠への加工をご依頼いただきました。
リグナムバイタ(Lignum vitae)は ハマビシ科の広葉樹で、人類が利用してきた 木材の中でも最も重く、最も硬い木材の ひとつとして知られています。 気乾比重は1.2〜1.35。
水に沈むほどの高密度を持ち、内部には 「ガヤック」と呼ばれる天然樹脂を 豊富に含みます。 その自己潤滑性により、かつては船舶の スクリュー軸受やベアリングなど、 過酷な環境下で使用される部材として 使用されてきました。 本来は黄褐色の材ですが、切削後に空気や 紫外線に触れることで、 次第に深い緑色へと変化します。
中世ヨーロッパではその樹脂が万病に 効くと信じられ、高値で取引されました。
その名はラテン語で「生命を司る木」を 意味します。現在はワシントン条約 (CITES)付属書IIに掲載される 入手困難な希少材でもあります。
リグナムバイタは非常に硬く、 さらに油分が多いため、 通常の木工用ノコギリでは切断すら困難です。
そのため当工房では、この材専用に特注した チップソーを使用し加工を行います。玉加工においても、工具選定・回転数・ 送り速度を慎重に調整しながら、熟練の職人が 一玉一玉、慎重に削り出していきます。
珠の形状や大きさに狂いが無いか 確認しながら挽いていきます
今回は楕円形のみかん玉と、残材から40㎜の 大玉を製作いたしました。加工直後は黄褐色ですが、 時間の経過とともに空気に触れ、 リグナムバイタ特有の深い緑色へと変化していきます。
この経年変化もまた、この材の大きな魅力です。
仕立ては、南都六宗の一つである華厳宗の本式念珠。
リグナムバイタの深緑と翡翠が 見事に調和した一連となりました。お使いいただくほどに色は深まり、艶は増し、
唯一無二の風合いへと育っていくことでしょう。この度は貴重な材の加工をご依頼いただき、 誠にありがとうございました。
●よくあるご質問
Q. どんな木でも加工できますか?
A. 比較的硬い落葉樹(ケヤキ・サクラ・カエデ)が
玉の加工には適しています。
Q. 生木でも可能ですか?
A. 可能です。ただし木材の水分率を下げる為、
自然乾燥させてからの加工になります。
Q. 乾燥にどれくらい時間がかかりますか?
A. 建築材等、乾燥材でしたらすぐに加工可能ですが、
生木の場合は種類にもよりますが約1年から2年程度かかります
Q. 最小ロットはありますか?
A. 特にございません
Q. 遠方からの依頼は可能ですか?
A.木材を直接お持ち込みできない場合、
郵送でも可能です(送料はお客様ご負担)
メールや電話での対応も可能です
まずはお問い合わせください
株式会社カワサキ
〒523-0894
滋賀県近江八幡市中村町690
Tel.0748(33)5101
Fax.0748(33)5103
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持ち込み 木材 念珠 加工
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形見 木 数珠 作り直し
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寺の古材 数珠
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思い出の木 ブレスレット 加工
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木材 オーダー 数珠
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滋賀 数珠 オーダー
- 1400年の歴史を誇る近江の念珠

今回は関東方面のお客様より、
リグナムバイタ(生命樹)をお持ち込みいただき、
念珠への加工をご依頼いただきました。
リグナムバイタ(Lignum vitae)は
ハマビシ科の広葉樹で、人類が利用してきた
木材の中でも最も重く、最も硬い木材の
ひとつとして知られています。
気乾比重は1.2〜1.35。

玉加工においても、工具選定・回転数・
送り速度を慎重に調整しながら、熟練の職人が
一玉一玉、慎重に削り出していきます。
珠の形状や大きさに狂いが無いか
確認しながら挽いていきます
今回は楕円形のみかん玉と、残材から40㎜の
大玉を製作いたしました。加工直後は黄褐色ですが、
時間の経過とともに空気に触れ、
リグナムバイタ特有の深い緑色へと変化していきます。
この経年変化もまた、この材の大きな魅力です。
仕立ては、南都六宗の一つである華厳宗の本式念珠。
お使いいただくほどに色は深まり、艶は増し、
この度は貴重な材の加工をご依頼いただき、
誠にありがとうございました。
