川﨑木珠ブログ

2017年3月11日

各宗派の本式の念珠

『大近江展』では、連日本式の念珠をお求めになるお客様が多く、
関東地方に多い曹洞宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗の念珠などを
お買い求め頂いております。
そこで、各宗派の念珠を少しご紹介したいと思います。

下の写真は曹洞宗の念珠です。

曹洞宗の念珠には「環(かん)」がついているのが特徴です。

その意味は、人々の「和」を表しているとも、
お釈迦様の象徴である法輪を表しているともいわれています。
一般的な念珠の四天が、表親から数えて主玉の7個目、21個目に入るのに対し、
曹洞宗だけは18個目、36個目に入るのが特徴です。

続いてご紹介しますのは、日蓮宗の念珠です。

日蓮宗の念珠は、浄明のある親玉の方に2本の房がつき、
もう一方の親玉には3本の房がつきます。
3本のうち1本は「数取り」と呼ばれ
10個の記子のみで構成されています。
また、四天は末世に法華経を伝える4人の菩薩を表しています。

次にご紹介します念珠は、浄土宗の念珠です。

浄土宗の念珠は他の宗派の念珠と違い、
形状の違う2つの輪を” 輪違い”に通した形になっています。
これをもって2つの輪を絡めて繰ることにより、
念仏を唱えた数を数える法具としました。
まさに数を数える珠、「数珠」ですね。

次は、浄土真宗の念珠です。

浄土真宗の念珠は、数取りが出来ないように、
裏房が「蓮如結び」になっているのが特徴です。
煩悩具足そのままで救われる教えなので、
念珠を繰ることによって煩悩の火を消す必要がないということから、
このような形になったといわれます。

各宗派の本式の念珠をいくつかご紹介しましたが、
他にも天台宗や真言宗などの念珠もございます。
詳しくはこちらの【念珠の紹介】のページをご覧ください。

毎年『大近江展』出展の際に各宗派の念珠をご紹介して参りました。
そして年々この本式の念珠に興味を持たれる方が増えてきていることを
大変嬉しく感じております。
ありがとうございます。

【第29回 琵琶湖夢街道 大近江展】
◆日 時 : 3月8日(水)~13日(月)
       午前10時30分~午後7時30分
       ※最終日は午後6時閉場
◆場 所 : 日本橋髙島屋 8階催会場 (東京日本橋)
◆主 催 : 公益社団法人びわこビジターズビューロー
◆後 援 : 滋賀県

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