川﨑木珠ブログ

2017年4月5日

古式ゆかしい『八幡まつり』

「ドン ドン ドン」
先週の週末、近江八幡旧市街の静かな町並のあちらこちらで
太鼓の音が鳴り響いていました。
この音が聞こえてくると、もうすぐ『八幡まつり』なんだなぁと感じます。

実は『八幡まつり』に先立って、各郷のお宮さんでは太鼓の音が鳴り響き、
夜には松明が奉火され、小祭りと呼ばれる郷ごとのお祭りがあるのです。
(※各郷によってそのあり方は異なります)

『八幡まつり』は、毎年4月14日・15日に、
日牟礼八幡宮にて古式ゆかしく行われます。
秀次の八幡開町以前からある旧村落十二郷の氏子によって行われる神事であり、
実に千数百年の歴史を誇ります。

まつりの起源は、西暦275年に近江の地に行幸された応神天皇が、
現在の日牟禮八幡宮へ参詣される際に、
琵琶湖岸に位置する南津田7軒の家の者がヨシで松明を作り、
火を灯して道案内をしたのが始まりではないかと伝えられています。
応神天皇の一行が琵琶湖を舟でお渡りになり、
南津田(現在は津田干拓地となっています)から上陸された後、
当時大嶋大神を御祀りしていた日牟礼八幡宮に御参詣いただいたのだとか。
今の祭礼の内でも南津田は、優美な昔姿で手に持った松明を振りながら
「トイトナー」という掛け声で神を迎える姿を残しています。

14日の宵宮祭は「松明まつり」とも呼ばれ、
国の無形民俗文化財に選択されています。

10m余の大松明をはじめとする合計30本以上の松明に火が付けられ、
多数の仕掛け花火とともに春の夜空を焦がす様子は実に雄大です。

15日の本祭は別名「太鼓まつり」とも呼ばれ、
午後より各郷から宮入りをした大太鼓によって、渡御が行われます。

太鼓の打ち方は各郷によって独特の伝承があり、
宵宮太鼓・休み太鼓・シューシ太鼓・上り太鼓・御渡り太鼓など、
それぞれに違っています。
前日の雄大な「松明まつり」に比べ、「太鼓まつり」は力強く壮厳な雰囲気が漂います。

『八幡まつり』について、詳しくは下記サイトをご覧ください。
観光物産協会
日牟礼八幡宮

この日曜日(4/9)には、日牟礼八幡宮の馬場にて、
各郷の松明結いが行なわれます。

写真は昨年の松明結いの様子。

老いも若きも皆が力を合わせて結い上げ、立てていく様や
天高くそびえる松明は圧巻です。

八幡堀の桜もこの週末頃から丁度見頃を迎えそうです。
花見がてら、近江八幡の歴史あるお祭りに触れてみてはいかがでしょうか。

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