念珠の紹介 NENJYU
真言宗
真言宗は、数珠をすり鳴らして音をたてます。
これは108煩悩をすり砕き、108菩提の清浄な光明を磨き出すよう勤めなさいと『金剛頂瑜伽念珠経』に説かれているからです。
真言宗では、数珠を重要視しています。表親から主玉の7個目、21個目に四天があるのも、経を7回、21回、54回、108回唱える修法に基づいたものです。108の数は、金剛界の百八尊を表します。親玉は大日如来の智慧を表し、四天は宇宙を表現した曼荼羅の四方四仏、あるいは、普賢・観音・文殊・弥勒の四菩薩といわれます。